じょいなすvol.20 インタビュー

調布市消防団第9分団

大久保 昌浩(おおくぼ まさひろ)さん(左) & 舟生 剛(ふにゅう つよし)さん(右)

What’s 消防団?

消防団員はそれぞれに自分の仕事を持ちながら,火災・災害などの発生時には,現場に出動し,消防署と連携・協力し,消火・警戒活動を行うなど,市民の皆さんの生命と財産を守るために活動している。
第9分団員は現在20名。うち2名は卒団していて機能別団員として、日中の災害における人員不足の緩和のために参加している。

〈関連リンク〉

調布市消防団(市ホームページ)

Q.消防団に入ったきっかけは何でしたか?

(大久保さん)大学生のときにサークル活動を行ってこなかったため,体を動かすことをしたいと考えていました。毎月2回行われている夜間の定期点検の時に分団小屋へ足を運び,飛び込みで声をかけて自ら入団を志願しました(大学4年生の4月に入団)。
子どもの頃から神社のお祭りで見ていたし,近所に分団小屋があり,消防団に親しみを感じ「カッコイイ」という印象を持っていました。

(舟生さん)就職での上京を機に,地元が調布ではないからこそ,地域の人とのつながりが欲しく,小さい時から人の役に立ちたいと思っていたこともあり,入団を希望しました。調布市のHPを見て,総合防災安全課に問い合わせました。現在2年目になりました。

Q.実際に活動してみていかがですか?

(大久保さん)地域の方々と知り合うきっかけになっていて,地域のつながりを強く感じます。楽しい時とまじめな時のメリハリがあります。上下関係など,社会人としてのマナーや礼儀を学ぶ良い経験になっています。会社では学ぶことができないため,とても勉強になっています。

(分団長からのコメント)
非常に熱意を持って取り組んでくれていて,感謝しています。

Q.負担はないですか?

(大久保さん)月二回(1日・15日)の点検や,年末のパトロール,地域イベントへの協力など,正直なところ負担も大きく,仕事との両立で慣れるまでに一年かかりました。夜中の出動もあり体力的につらいときもありますが,それでも,地域の方々に声をかけてもらい,感謝されることも多く,やりがいを感じています。
私は職場が地元ではないため,日中は出動できません。でも、消防団には,仕事との調整も寛容にしてもらっています。

Q.消防団の魅力を教えて下さい!

(大久保さん)防災について詳しくなれるので,日常生活に役立つことも多いです。自分の通っていた小学校で行われるお祭りのお手伝いや,野川の灯篭流しなどに参加し,自分の地元のことをよく知ることができます。


また,消防団は様々な年代の方で構成されているため,多世代のメンバーが仲間として団結しており,会社ではできない経験となっています。自分より年齢が上の同期と,フラットにコミュニケーションをとることができます。

数年に一度開催される操法大会では、数ヶ月前から練習を始めてチームで出動の流れの速さやきれいさを競い合うのですが,終わった後には達成感を感じられます。
近所の方に「いつも活動ありがとう」と声をかけられるとうれしいです。小さい子にとってのかっこいい存在になれると感じています。

(舟生さん)入団する前は正直、消防団=お酒を飲んでいる印象だったのですが,実態は違うなと感じています。第9分団は,普段は和気あいあいとしていますが,訓練や出動時にはしっかり空気がピリッとします。メリハリがあって,そのようなところも魅力です。

Q.これから挑戦していきたいこと

(大久保さん)次回開催される操法大会で結果を残したいです。達成感を味わいたいなと思います。

Q消防団にあこがれている子どもたちや学生・若者へアドバイス・メッセージをお願いします!

(大久保さん)大人になると,あらためて地元のコミュニティのパワーを感じることができますが,そういう面で消防団はとても良い場所だと思います。消防団に入ると,自分の住んでいる地元の良さを感じることができます。

(大久保さん・舟生さん)新たな消防団員も,お待ちしています!

この活動に関する問合せ

消防団に関するお問い合わせ: 調布市総合防災安全課 042−481−7346