令和7年6月に市内19番目の地区協議会として設立した二小地区ネットワーク!
設立までの道のりから、未来に向けた展望についてまで、役員のお三方にお話を伺いました!

【二小地区ネットワーク役員のお三方】
石坂良司さん(総務)(写真左)
鈴木光輝さん(会長)(写真中央)
荒井のり子さん(副会長)(写真右)

 

―最初に地区協議会設立のきっかけ、経緯を教えてください。

鈴木さん:二小地区の自治会は活発に活動していましたが、コロナ禍で共同イベントが減り、自治会同士のつながりが希薄になる懸念がありました。 会員の減少や高齢化で活動が難しい自治会もある中、合同での活動を増やし負担を軽減する目的で設立準備を進めました。

荒井さん:自治会がまとまらないと地域がバラバラになる心配がありました。そこでまずは自治会長だけで話し合いを始め、そこから健全育成委員会などの学校関係団体にも声を掛けました。

二小地区ネットワークの設立総会には、たくさんの方が出席されました。

 

―設立準備をする中で、大変だったことはありますか?

鈴木さん:当初は新たに組織を作ると負担が増えるという意見がありました。話合いを重ねながら、例えば「各自治会で実施している防災訓練を、合同で行うことで負担軽減を図ることが出来るのではないか」、「みんなで協力し合うことで、様々な良いイベントもできるのではないか」と、地区協議会のイメージがみんなで共有できるまで時間をかけて話し合いました。

石坂さん:最初はみんな抵抗感もありましたが、話し合いを重ねるうちに、負担が増えるものではないことが分かってきて、地域の溝が埋まっていきました。

荒井さん:私が所属する西山谷東部自治会は、毎年防災訓練を自治会独自で実施していましたが、地区協議会主催でできると、交流もできますし、他地区の防災訓練のように大掛かりなこともできるようになるから、よかったねと話しています。

鈴木さん:私はここに来てまだ間もないので、まず地域の防災訓練を回ったんです。そしたらみんなやっていることが違って。上ヶ給自治会は二小で消防団を呼んでやっていますが、西山谷東部自治会は怪我した時の応急処置を学んだり、消防車が来てこどもが乗せてもらってとても喜んでいたり。単純に、みんな集めたら面白くなると思いました。

荒井さん:大掛かりにやった方が、色々なことが体験できるので、いいですよね。

二小地区ネットワーク設立総会の際に撮った地域の方々の集合写真。

 

―地区協議会に期待するものはなんですか?

石坂さん:情報の共有ですね。

荒井さん:地域の中の情報が均一に分かるっていうのはいいことですよね。

石坂さん:例えば共同で何かをやらなくても、「○○自治会でこれをやる」と分かれば、興味を持てる。今までは他の自治会なので、どうやってるのって話もできませんでした。

荒井さん:違う自治会だからお話を聞いていても、参加するとかそういうことがなくて。でも、設立にあたって自治会長や関係の方と何回も話し合うことによって、地域の色々な自治会の良さや、参考になることを聞けて、交流が深まりました。

 

―今後地区協議会でこんな活動をやってみたいなというものはありますか?

石坂さん:地域運動会を開催し、自治会に入っていない人たちもたくさん迎え入れたいです。地区協議会の存在を知ってもらえたらと思います。

鈴木さん:合同防災訓練をやりたいですね。各自治会でも実施していますが、内容も違うので、まとまってやればもっと良い効果が出るんじゃないかと思います。そこから先の話としては、今自治会に入ってない人が結構多いですよね。隣のマンションも自治会があるわけじゃないし、情報が全く行っていなかったりするので、そういった自治会に入ってない、若い人たちもうまく取り込めたらなと思います。
イベントでいうと、もっと子供に寄り添ったイベントができたらなと思います。
実はうちのマンションの横に大きなマンションができて、一度そこの人を呼んでハロウィンパーティーをしたら、人がたくさん来て。うちのマンションの参加者は20人なのに、向こうのマンションは30人40人も来てくださって、収拾がつかなくなってしまったことがありました。
なので、子ども向けのイベントのニーズはあると思います。子供たちに何か残したい、地域で暮らした思い出を作りたいという思いはあっても、新しく来た人はどうしていくかよく分からない、参加できないって思っていたりするので、誰でも参加しやすくしたいですね。

終始和気あいあいとした雰囲気のお三方。

 

―地域活動のモチベーションはありますか?

鈴木さん:自分の自治会では子育て世代向けのイベントを多く実施していて、子どもが喜んでくれるのが一番のモチベーションになっています。

荒井さん:多様な役員さんとのつながりが学びになります。会計、資料作り、書記など、それぞれの得意分野が引き出されて、楽しいって言ってくださるのがありがたいなと。一人じゃできないですよね。
とにかく、楽しくやりましょうねっていうのをモットーにやってるので、皆さんがすごい協力してくださる。 だから、皆さんのおかげでいるようなもんなんです。

石坂さん:私の場合、消防団やPTAなど色々んなことをやらせてもらったおかげで地域のことがよく分かったので、その知識や人脈を使いたい気持ちです。みんなが楽に活動できるのが理想です。

 

―二小地区の推し✨を教えてください。

鈴木さん:国領って一通りあるんですよ。例えば隣の地区ですが、国領神社みたいなスポットがあったり、農家さんが多いので自然が豊かだったり、お店も割とあって、街歩きが非常に楽しいところです。

荒井さん:国領神社の藤の花ですね。

石坂さん:新しいマンションがたくさんできて、新旧住民が入り混じっているところですかね。

鈴木さん:古いお店と新しいお店が混在するところがまた面白いですよね。