9月11日(日),調布市立第六中学校にて実施された,こくりょう・みんなの広場(国領小地区協議会)の防災訓練に参加しました!
その様子を詳しくお伝えします。
毎年、地域の方々をお呼びするのですが、コロナ禍により昨年度に引き続き、参加者を運営委員会に限定しての実施となりました。
受付
まずは受付にて検温と手指消毒を行い、2グループに分かれます。
一方の班はマンホールトイレの設営を、
もう一方のグループは体育館での避難所設営を体験します。
必要な器具を防災倉庫から取り出すところから、それぞれ準備に取り掛かりました。
マンホールトイレ設置班の様子
マンホールトイレでは、蓋を開けた後,テントを組み立て、水を流すところまで体験しました。それぞれの工程で,参加者から課題や解決案の声が次々とあがります。
マンホールの蓋がなかなか外れず,代わる代わる試したところ,ジョイント部分を指でちょっと持ち上げる必要があり、「トイレの組み立てのマニュアルはあるけれど,こういうちょっとした事も記載した方がいいかも」と頷き合っていました。
また,テントを固定するためのペグがコンクリートのため打てず,「近くのフェンスと紐で縛って固定しようか」,「次回の訓練の時に実際に試してみよう」など。
組み立てを終えると、「誰が指揮をとって組み立てようか?」、「バケツとブラシを用意しておいて使い終わった都度、掃除するようなルールを決めようか」など、いざという時の課題が浮かび上がりました。
避難所設営班の様子
体育館での避難所設営では、ビニールシートや段ボールベッド、簡易テントを広げるところから受付まで実際に行ったり、機器を使用しての通報訓練も行いました。
こちらも「足腰が悪い人にとって、床に座るのは厳しいかも」、「受付するスペースはもっと広い方が良い」など、やりながら声があがります。
起震車体験と消火訓練
設営を終えたあとは起震車による東日本大震災、阪神淡路大震災の揺れを体験しました。
私も体験してみましたが揺れが来ると分かっていても、揺れの強さや時間の長さに驚きと恐怖を感じました。
起震車では椅子とテーブルのみ置かれていますが、実際の建物の中であれば、家具は倒れ、窓ガラスも割れてしまいます。
家の中の地震対策について考え直す機会になりました。
消防署の方を招いての消火訓練も行いました。
使い方やコツを消防士からレクチャーいただいた後、実際に水消火器を使っての訓練となりました。
参加者の皆さんは消火器の扱いに戸惑いつつも、水を的に当てていました。
意見交換
最後に、グループ毎に、今日の振返りや避難所を設営したなかで気づいた事を話し合いました。避難行動要支援者への支援,避難者名簿,防災倉庫について…様々な課題や御意見があがり、みなさんの防災意識の高さが伺えました。
自治会、学校関係団体、消防署、市職員など、様々な団体や地域の方々が協力し合っての防災訓練。実際に体験したからこそ見えてきた課題や気づきについて、今後、こくりょう・みんなの広場内で検討していきます。
地区協議会について
地区協議会についてはコチラを御覧ください。
こくりょう・みんなの広場(国領小地区協議会)についてはコチラをご覧ください。