野川の学校

2021.07.22 THU 野川

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活動レポート

７月２２日（木）に，ちょうわ地区協議会主催「野川の学校」に参加しました。 この行事は，「野川の学校」というイベント名のとおり，野川流域に暮らす，調和小学校区の子どもたちに，その身近な野川の，豊かな生態系を知ってもらいたい。動植物の多様さ，生育環境などを観察し触れることで，環境の大切さを学んで欲しいとの思い。ここから各々派生していくものによって，子どもたちが環境への意識を育みながら，その成長につなげて欲しい。このような，ＰＴAや地域の方々の子どもたちへの愛情と，野川の自然への感謝が表れた行事として，恒例で開催されてきたものです。 「野川の学校」は，ちょうわ地区協議会が，夏休みに企画し実施しておりますが，残念ながら，昨年度は，コロナウイルス感染症の流行により中止を余儀なくされました。今年も，相変わらずコロナウイルス感染症は収まらず，緊急事態宣言中という，常とは異なる状況下ですが，開催となりました。「野川の学校」は，屋外での実施行事であり，換気の心配がなく，参加者が充分な距離を保てること，密も避けられるという状況から決定しました。　 ちょうわ地区協議会の行事の手伝いの際，常に思うことですが，調和小学校の先生方や，PTAの方々の理解が，本当に得られていると実感します。そして，何よりも子どもたちが，行事参加を楽しみにしている気持ち，満面の笑顔こそが，一番大きな実施理由になり，地区協の方々の原動力になっています。 今回の実施にあたっては，川の中での活動になりますので，水位が低くても，事故に繋がる可能性がありますので，子どもから目を離さず，でも，子どもの自由な活動を妨げずの意識で，半日一緒に行動しました。 当日の気温は，34度という猛暑，日差しは朝から照り付け，そのうえ河原ですから，日陰は橋の下のみという状況です。そのため，地区協のメンバー皆さんが最も危惧し，予防に気を配ったことは，熱中症と水分補給です。校長先生も，川に面した校門の開放，もしものときのため，クーラーを効かせた保健室も準備，校庭のトイレの開放など，細やかに応援をしてくださいます。 事前に川の深さを測り，行動範囲を決め，その端と端に，必ずスタッフが立ち，これ以上広がらないように，常に声掛けをする。行動範囲は300mくらいあり，相当広いので，スタッフは休むどころではありません。一緒に川に入り，子どもたちの手伝いもする。川の中での活動というのものは，自然と夢中になってしまい，決められた範囲から逸れてしまいがちなため，目は離せません。その中で，校長先生，姫野会長始めスタッフの方たち，炎天下の中，本当に頑張って，動いていらっしゃいました。 「野川の学校」は，別名「野川ガサガサ教室」といい，野川の中で，網をガサガサと動かし，泥を掬ったりすると，魚やヤゴ，オタマジャクシなどが逃げ出てくるので，そこを急いで掬うのです。釣れた魚などは，家で飼って観察して，学校の自由研究にも使えます。 実際の水に触れ，魚を観察，手で掴む，その感触，逃げられたり，怖がったり，残念がったり，泣き出したり，子どもたちの反応は様々です。ありがたいことに，猛暑でも，川の水は想像以上に冷たくて，また午前中は，川風もさすがに涼しく，子どもも大人も，川の中での行動は，想像以上に快適なようです。 網にかかった魚や幼虫を見つめて，本当に子どもの目はキラキラ輝いています。傍で子どもと行動を共にしている，お父さんお母さん方も童心に戻り，みんなの声も笑顔も自然そのものなのです。そのため私も，必然的に，写真撮影に熱が入りました。 ここ数年，野川も，雨期にすら水が枯れたり，川底がむき出しになってしまったりと，環境の変化を実感します。以前は，水量が豊富で，1年を通して滔々と流れていた野川。 野川に限らず，川はとても魅力的なフィールドです。 ちょうわ地区協の方では，環境学習などの活動情報を，インターネットのYouTubeで公開するなど，積極的な活動をされているため，「野川の学校」も，子どもの立場，年齢に応じて，楽しく体験できるように，考えていらっしゃいます。 今後，ちょうわ地区協議会では，夏休みのラジオ体操も予定されています。昨年は中止になりましたので，今年は感染対策を講じながら，無事開催できるよう，地区協の方々は，精力的に準備を進めています 最後に，今回の「野川の学校」は，子どもたちの歓声と共に，夏が跳ねて，野川の水もキラキラとまぶしく輝いておりました。 下記ＵＲＬにて写真を多数掲載中： https://communitysite.chofu-city.jp/special/sueve2021/2021-04/(ちょみっと内　夏季イベント紹介)

概要