現在,実施されている調布サマーボランティア2021の見学として、体験先の一つである「仙川オレンジカフェ」にうかがいました。

調布サマーボランティア2021とは

調布サマーボランティアとは,ボランティアや寄付活動を通じて自分自身が地域の一員として社会に貢献することを学ぶプログラムです。
市内のボランティア活動に参加し、社会課題への関心を深める「ボランティア体験プログラム」と、社会資源について学習し、寄付を通じた社会貢献を学ぶ「寄付体験プログラム」があります。

仙川オレンジカフェとは

「仙川オレンジカフェ」は,毎月第4火曜日に緑ケ丘地域福祉センターで開催。参加費(協力金)の100円で運営をしています。
認知症の当事者や家族,地域住民,スタッフや包括支援センター,社会福祉協議会職員が集い合う居場所です。歌を歌ったり,様々な体操をしたり,専門家を招いたり,お茶を飲みながらおしゃべりや相談をして交流を深めています。
コロナ禍においては,感染拡大防止のため,参加者同士の距離を空け,全員前を向いてプログラムを行う等,工夫をして実施。お茶やお菓子の提供は中止し,お土産として対応しています。

見学時の様子

見学当日は中学生2人が参加。参加理由を聞くと,
「祖母の物忘れが気になり,認知症について知りたくなった。」
「ボランティア,奉仕とは何なのか体験したかった。」
「もし両親が認知症になったらどうすればいいのか知りたかった。」と発言。
とても意識が高く,家族想いで感心しました。
ボランティア体験では準備と参加者の見守りをする予定でしたが,緊急事態宣言が延長されたため,急遽オレンジカフェは中止。運営者のミーティングのみ行うことになりました。
ミーティングでは,団体立ち上げの経緯や運営されている方々の参加のきっかけ,運営に対する想い等を聞くことができました。また,今後のプログラムの検討や実施方法の工夫を話し合いました。

団体の雰囲気

運営されている方がとにかく明るく,楽しそうでした。ミーティング中は笑いが絶えず,和気あいあい。おしゃべり好きが多く,よく脱線するそうだとか(笑)。
実際,ミーティング中に上空をパラリンピック開会式のためブルーインパルスが通過。全員で外に駆け出して見学。口々に「感動だね」「見れてよかったね」「今日来てよかった~」と,ボランティアの中学生より興奮して楽しんでいるようでした。だからこそ,参加者が来るのを楽しみにする程,魅力あるものが作られているんだなと実感しました。

見学をして感じたこと

認知症は誰でもなる身近な病気なのに,理解が進まず偏見が多いことを改めて認識することができました。
しかし,今回話を聞いただけでも,「認知症に対して身構える必要はない」「身近に多くの認知症に関する場があり,気軽に知ることができる。そして頼ることができる」等,多くのことを知り,考える機会となりました。
ボランティア体験後の中学生は「認知症になったからといって全て終わりではないんだ。」と認知症に対するイメージが変わったようで,オレンジカフェの存在意義がしっかりと伝わっていました。
今後,高齢化が進むとともに認知症の理解も進むことで,地域の人々で支え合いながら暮らせる,そんな温かい地域になればいいなと強く思いました。

関連リンク